どうしていいか分からない時の3つの対処法
2015/07/27
僕がいつものように
歩みを進めていると、
突然ものすごい突風が吹いたのです!
その瞬間でした。
まるでクリボーがスター状態のマリオに吹き飛ばされるみたいに、見えていた「ゴール」という看板が吹き飛ばされてしまったのです。
僕は、目的地を見失ってしまいました。
どうしていいか分からず、
ただそこに立ちすくむことしか出来ませんでした。
クリアできないドラクエ
冒頭のように、「コレだ!」信じていたものが、突風(=情報)の影響を受けて、信じられなくなる。
これは、よくある話です。
そもそも、準備に完璧はありません(予定通りに何かを成し遂げたことは、これまでの人生で何度あったでしょうか?)。
RPGゲームのように、ゴールまでの道のりにはいくつもの障害があります。次の道へ進むためには、ドラゴンクエストモンスターズ1のように、「北に140歩、西に80歩」の地点で「しらべる」のコマンドを選択する必要があるかもしれません。
しかし、もしも「北に140歩、西に80歩」の情報がニセモノだったのなら、どうすればいいのでしょうか。
僕の場合、ただそこに立ちすくむことしか出来ませんでした。
そして、このとき僕は思いました。
「ゴールが無いと、あるいはゴールに繋がっていると思えないと、人は歩き出せないんだなぁ……」
と。
絶対クリアできない「ドラクエ」があったらどうしますか?
最初の王様の話は1000時間に及び、
ダンジョンは地下2億階まである。
そして魔王は滅びぬ。何度でも蘇る。
…そんなゲーム、やろうと思わないハズなのです。いや、最初は興味本位でやることはあるかもしれませんが、やり続けることはないですよね。
※ゴール設定が「困難にチャレンジし続ける」という場合は別です。チャレンジをしている時点でゴールに関わっている(ゴールは、一生その困難にチャレンジすること)ため、歩き続けることができます。
しかし、実際問題、「北に140歩、西に80歩」の情報がニセモノで、僕がそこに立ちすくむことしかできなかったとしても、また動き出す必要があるのです。次のトピックでは、「どのように動き出せばいいのか」ということについて、お話したいと思います。
ゴールが見えなくなってどうしていいか分からない時の3つの対処法
解決策は、
「見えなくなってしまったゴールを、また見えるようにする」
「それは見えないものと諦めて、新しいゴールを見つける」
この2つです。
言うのは簡単ですが、
実際に見つけるのは難しいですよね。
では、具体的にはどうすれば良いのでしょうか? そのための考えを、3つご紹介したいと思います。
1. 「考えることと、考えることをやめること」を意識する
まずは、とにかく考えてみます。
- このゴールは本当に正しいのか?
- なぜ、ゴールが無くなってしまったのか?
- 別のゴールは無いか?
ある程度考えても分からないことは、考え続けても(その時は)分からないものです。今の自分は足し算しか出来ないのに、二次方程式の問題を解こうとしているのかもしれません。
これといった答えが出なければ、考えるのをやめます。
問題から目を背けても、
それが大事な事であれば、
しっかりと自分の深い部分では意識しています。
「このワンピースは、愛しのあの娘によく似合いそうだなぁ」
なんてことは、その娘が自分にとって重要であり、いくつかのキッカケで思い出すようになっているからこその思考です。
同様に、目を背けた問題においても、さまざまなキッカケで思い出すように出来ています。
しばらくすると、思いがけないところから解決案が浮かんだりすることが良くあり、この手段では、それを期待します。
関連記事: 答え探しのアンテナとは 〜 解決策が見つからない時の対処法
情報を増やす
前のトピックとも繋がってくるお話です。
「○○が私の夢です」
そう言うだけでは、行動は出来ませんよね。
なぜなら、どう行動していいか、分からないからです(情報不足)。
分からないなら、調べたり、聞いたりして、情報を増やします。そして、その情報をもとに再び考えます。再び考えても分からない場合、また考える以外の事をしてみます。
これの繰り返しが、自分を解決に近づけてくれるのは、言うまでもありません。
想像で終わらせず、体験する。
最後は、「肌で感じる」ということです。
それが体験できるものであれば、実際に体験してみます。
自分のゴールに関連するイベントに行ってみたり、目標としている人に会ってみたりetc……
可能であれば、それまで「ゴール」としていたものに触れてみます。
実際に肌で感じることによって、
「想像」とは全く違うものを感じられます。
その結果、ネットや本で調べても、あるいは誰かに聞いても分からない「貴重な情報」が手に入ります。
「自分で感じる」ということは、とても重要です。
誰かが言いました。
「ピーマンは美味しいよ!」
僕はその話を信じて食べました。ピーマンは、苦くて不味かった。
大事なのは、誰かがどう感じるかではなく、自分がどう感じるかです。
これは、すでに「ゴール」が
見えている人にもオススメです。
実感を得られると、ゴールは今よりも具体的になります。そしてゴールが具体的になると、人はよりエネルギーに溢れます。遠くに見えていた餅が、絵に描かれたものではないのだと、より強く思えるからです。
志望していた大学のオープンキャンパスに行った後、受験勉強が加速した経験はありませんか? そうしたイメージです。
ご紹介した全ての手順に共通するのは、「とにかく行動してみよう」ということです。
自分の頭で考えるのは、
とても重要なことです。
しかし、どうしても分からないのに、
いつまでも頭の中でこねくり回しても仕方がありません。
どうすればいいか分からないのであれば、まずは何でもいいから、行動してみる必要があります。そうした外部との接触の中で、「どうすればいいか」の答えは見つかります。
「とにかく行動してみよう」が、自分のゴールとは無関係であると信じているのなら、やる気は起きません。しかし、実際にはとても効果のあることなのです。一回でも体験すれば、それは腑に落ちます。
二歩目、三歩目と足を踏み出していくのは簡単なのに、最初の一歩が自分の気持ちと比例するように重々しいのも、とてもよく分かります。
しかし、至極あたりまえのことではありますが、最初の一歩を踏み出さないと、どこにもたどり着けないのです。
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最後に
人は、ゴールが見えないと動けない。
この記事における「ゴール」は、「欲望」という言葉に似た意味合いで使ってきましたから、「人は欲望がないと動けない」と言い換えることもできます。
ゴールがまだ見つかっていなかったり、見失ってしまった時、人は立ち止まります。
立ち止まって、アレコレと考えます。
その期間は、
進む道が決まらず、
まるで迷子の子どものように、
何かに怯えながらフラフラしている期間です。
でも、そうやってフラフラした時間も、あとになって考えれば、「あって良かったな」と思えるかもしれません。
なぜなら、
「今」というのは、
過去の積み重ねで出来上がっているからです。
「過去のそれが無ければ、今の自分はなかったかもしれない」
であるならば、その時が幸せなら、過去は許せるのです。
過去の出来事は変えられません。
しかし、過去の出来事に対する解釈は変えられます。
たとえ今が、体のどこかがかゆいのに、それがどこなのか分からないような葛藤を感じる日々だとしても、あとで笑えた時、それは絶妙なスパイスのように感じられるかもしれません。
足下ばかり気にするのではなく、顔を上げ、果てしなくひらけている「前」を見てみると、自分が今足下を気にしていることなんて、どこかちっぽけに思えます。
ゴールが見えないならば、ゴールを探せば良い。
探すための手段を、いくつかご紹介させていただきました。
ありがとうございました。
追記: この記事を読んで、具体的なアクションを起こすための「質問集」を作成しました。もしよろしければ、併せてお読みください。
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