全力青年 – 子どもの頃の記憶を思い出し…
2014/09/05
今回は
「全力」とか、
「あの頃の気持ち」について、書いてみたいと思います。
まったりとした気持ちで読んでみてください。
全力ってなんだ?
全力で行動すると、
結果がどうであれ
スッキリしますよね。
全力=「言い訳に使えそうな事すら、全てやっての結果」ですから、言い訳が出ない分、結果に納得できます。だからスッキリします。
まぁ、悪い結果なら普通に悔しいのですが(笑) でも、それは清々しいタイプの悔しさです。
スポーツ漫画で負けた相手が、「次は負けないからな…!」と言って、良きライバルに…みたいな感じでしょうか(笑)
悔しさをバネに、次に進めば良いのです。
よーし! じゃあ次も全力で頑張るか!
と思ったのですが、そもそも全力って何なのでしょうか?
ドラゴンボールのスカウターみたいにその人のパワーが測れれば、「全力」がどれくらいか分かると思うのですが…(笑)
とか何やら、
いろいろと考えたのですが、
僕は、「全力とは、想像力の限界まで行動することである」と思っています。
「もうこれ以上は出来なかっただろう」
と、その人自身が思えれば、それが全力なのだと思います。
僕の少年時代の話
ある、夏の日の出来事でした。
「なぁ、俺たち自転車でどこまでいけるかな?」
当時の僕たちの世界 = 地元だけでしたから、自転車で移動していた範囲も、当然地元だけ。そんな狭い世界に閉じこもっているのが嫌で、僕は友達に提案してみたのでした。
「なぁ、俺たち自転車でどこまで行けるかな? 行けるところまで、行ってみない?」
道が分からなくなったらどうしよう…。
遠くまで行きすぎて、帰りが遅くなったらどうしよう…。
愛の鐘までに帰れなかったどうしよう…。
お金が無いけど、昼ご飯は? 飲み物は?
心配事はいろいろあったけれど、それに勝るのは、僕らの好奇心。
夏の過酷な暑さにも負けず、僕らはただ闇雲に、「どこか遠い場所」を、目指してみることになったのでした。
ひたすらに自転車をこぎ、まずは地元を抜け出すことができました。地元を抜け出した時の僕らのリアクションは、ワールドカップでゴールを決めたサッカー選手に、匹敵していました(笑)
そうして、謎のテンションのまま自転車をこぎ続けるのですが、時期は真夏…水分が恋しくなってきました。
しかし僕らには、お金が無い。
僕らは、最短距離でオアシスを目指すことにしました。
やがてたどり着いたオアシス(隣町のデパート)のフードコーナーで、無料の水をグビグビ飲みました。今度は空腹を感じたので、試食コーナーで試食を食べまくり空腹を満たしつつ、試食販売員のおばちゃんに怒られ…(w)
その後は、おもちゃ屋の試遊コーナーでひたすら遊んでみたり、洋服コーナーで、マネキンと一緒に並んでポーズをとってみたり…。
気付けば、もう夕暮れでした。
僕らは、おとなしく、来た道を引き返して地元に帰ることに。
今思えば、これが当時の僕の全力(想像の限界)だったのかなぁ、と思います。
ここから更に遠くの町へ進むことは、想像が出来なかったのです。
想像の限界=創造の限界
想像の限界を高めるには、
自分を高めるしかありません。
今の僕は、昔の僕よりもはるかに遠いところへ行くことができます。隣町どころではありません。なぜなら、あの頃よりもスケールの大きい想像が出来るから。当たり前ですね(笑)
ただ…あの頃の僕に「”全力” の度合いでは負けるかも…」と思ってしまったり。
想像のできる範囲は小さいけれど、できることに対しては、無我夢中に、猪突猛進に。
あの頃の僕は、
なにより自分に正直で、
自分のやりたいことに一生懸命でした。
でも、それから年を重ねるごとに、色々なしがらみが増えて…。
お金が無かろうが、暑かろうが、おばちゃんに怒られようが…みたいな、「何が何でも、自分のやりたいことをやる気持ち」は、あの頃に比べて、少し弱まってしまった。
それは「恥」とか、「世間体」とか、色々なものを知ったからでしょうか。 「怖いもの知らず」というのは、本当に強力なものです…(笑)
大切なのは、
「相手がどう思うか?」じゃなくて、
「自分がどう思うか」だろっ!
って、昔の自分に怒られそうです。
分かってるよぉ。 でも色々あるんだよぉ。
と、今の僕が弱音を吐けば、きっと彼はこういう言うでしょう。
「そんなのしらねぇ!」
「深く考えるな」って、彼は言うでしょう。
積み上げたものぶっ壊して 身に着けたもの取っ払って
幾重に重なり合う 描いた夢への放物線紛れもなく僕らずっと 全力で少年なんだ
セカイを開くのは僕だスキマスイッチ – 「全力少年」
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